あなたの体温で癒して・・
・・・

身支度を済ませた孝明を、

玄関まで見送る。

・・・

私を抱きしめた孝明は。


「あ~!

離したくねぇ!!」


と、大きな声を上げた。

私は笑いながら孝明に言う。


「そんなに大声出したら、

近所に迷惑・・

待ってるから・・

早く帰ってきてね?」


そう言って、背の高い孝明に、

背伸びしてキスをした。


「待ってろよ」

・・・

孝明がいなくなったリビング・・・

急に一人ぼっちにされて、

寂しいせいか、

凄く広く感じた・・・
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