あなたの体温で癒して・・
「・・・ん・・」

・・・

病院のベッドは、

少し硬い。

・・・

眉間にしわを寄せて寝返りを打った。

・・・

長いストレートの髪が、

美晴の顔に流れた。

・・・

オレはそっと、

その髪をかき上げた。

・・・

「・・・せん・・せ・・?」

・・・

どうやら起こしてしまったらしい。

「・・・」

オレは黙ったまま、

微笑み頷いた。

・・・

美晴は夢見心地なのか、

柔らかな微笑みを浮かべ、

もう一度、目を閉じた・・・


・・・

ヤバい、

オレの中の理性が壊れた。
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