あなたの体温で癒して・・
色んな気持ちが一気に押し寄せ、

・・・

胸が苦しくて、

・・・

息が出来ない・・・

・・・

「美晴さん、落ち着いて」

・・・

私の横に来た谷口さんは、

そっと私の背中をさすった。

「私には・・・

たかあきが・・・

あの人しかいない・・・」

・・・

そう言って泣き出した私を、

谷口さんは、

そっと抱き寄せた。

・・・

驚いて、

谷口さんを

突き放そうとした・・・


「貴女が苦しむ必要はない」

そう言って、

抱きしめる腕に力を込めた。
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