あなたの体温で癒して・・
「離して!!」

・・・

泣きながら訴える。

・・・

「泣いてる貴女の顔も、

なんともいえない・・・」

・・・

そう言って、

私の頬に触れた。

・・・

私はビクっとなり、

体を委縮させる・・・

・・・

怖い・・・

・・・

昔の事と、今がごっちゃになって、

恐怖が襲い掛かってくる・・・

・・・

私に触らないで・・・

・・・

孝明以外の男に、

触れられるぐらいなら、

死んだ方がマシ・・・

・・・

泣きながら、

必死に抵抗する。
< 152 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop