あなたの体温で癒して・・
・・・

桜色の唇に、

そっとキスを落とす。

「・・ん・・」

・・・

美晴の吐息がオレにかかる。

・・・

それで、オレの気持ちが加速した。

・・・

何度も触れる柔らかいキスに、

ようやく美晴が、目を覚ました。

・・・

何事かと、

目を見開いている。

・・・

唇を離し、

美晴を見つめたまま、

優しく頬に触れた。


「せんせ・・何やって」

小さな美晴の声・・

そんな声ですら、

可愛いと思ってしまう。


「美晴がオレを誘惑した」

そう言って微笑めば、

薄暗い部屋の明かりに照らされた

美晴の顔が、

ほんのり赤くなった・・・
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