あなたの体温で癒して・・
・・・

どこからそんな発想が出てくるのか。

・・・

いつも、どんな時も、

美晴の事しか考えていないのに・・・

・・・

「そんなことあるわけないじゃないか。

オレは、美晴の傍にいるよ。

何があっても、美晴の傍を、

離れることはできない。

オレには、美晴が必要だ」


「・・・」

黙ってしまった美晴。

・・・

何をそんなに思い悩んでいるんだ?


「美晴・・・

アイツに、何か言われたのか?」

・・・

美晴はコクンと頷き、

小さな声で話し始めた。


「西原教授の娘さんなんでしょう、

元カノさん・・・

その人と結婚すれば、

孝明の未来は安泰・・・

こんな私といるより‥」

・・・

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