あなたの体温で癒して・・
・・・・・・

目を覚ますと、

時計はお昼近くを指していた。

・・・

「孝明、仕事・・・」

「大丈夫。今日は運よく夜勤」

そう言って、

私を抱きしめた孝明。

・・・

「…孝明」

「ん?」

「怖くなかったよ」

「・・・そうか」

「これからも、いっぱい抱いて」

「ああ・・・

これからは、

嫌って言っても、

たくさん抱くから、覚悟しろよ?」


そう言ってクスッと笑った孝明。


・・・

一晩で、

私の何かが

吹っ切れたかもしれない。

・・・

これも全部、

孝明のおかげ・・・
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