あなたの体温で癒して・・
そう言って頭を抱えた院長。

「今月中に、答えを出しますから・・

返事は少し待ってもらえませんか?」


「わかった・・・

まだ時間はある…

君が思うようにしなさい。

島の診療所に行くのもいい・・・

他の病院に移るのもいい・・・

他に移るなら、

それなりの事はするよ」


「ありがとうございます・・・

失礼しました」

・・・

オレは院長室を後にした。

・・・

医師が続けられるなら、

島の診療所でも構わない。

・・・

でも、そう簡単な問題じゃない。

美晴を置いていくことなんて、

オレには出来ない。

・・・

この事を、

美晴になんて話そうか・・・
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