あなたの体温で癒して・・
・・・

流石に医師免許はく奪なんて、

そんなこと優理にもできない。

「もう優理の顔を

二度と見なくて済むと思うと、

せいせいする」


「最低!」


「その言葉、

そっくりそのまま

優理に返すよ。

同じ医者として、尊敬してたのに、

こんな事をする奴だとは

思わなかった・・・

これで、もう会うのも終わりだ」


そう言い残して、

オレは車に乗り込んだ。

・・・

バックミラーに、

その場に立ち尽くす優理が映った。

・・・

本当にもう、

会うことはないだろう・・・
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