あなたの体温で癒して・・
・・・

抱きしめる腕に、

力が入る・・・

「美晴は、仕事の方はどう?」

「どうしたの、突然?」

「いや、ちょっと聞いてみただけ」

「順調だよ。

今、大きなプロジェクトをしてて、

それが認められたら、

私、昇進するかも」


・・・

私に言葉に、

一瞬目も見開いた孝明。

・・・

でも、ほんの一瞬だったから、

さほど気にしてなかった。


「そうなんだ、よかったな。

過労で倒れない程度に、

頑張れよ?」


そう言って、

私の頭を撫でた。


「うん、頑張るね」

・・・

それからさらに一週間後。

今日は日曜日。
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