あなたの体温で癒して・・
孝明は午前中だけ、

仕事に出ていた。

・・・

私は家事をこなしながら、

午後からの

孝明とのデートの事を、

考えていた。

・・・

そんな時、

携帯が鳴りだした。

「もしもし、どうしたの?」

電話の相手は孝明。

『オレの机の上に、

茶色の封筒があるだろ?』


「ちょっと待ってね・・・

あ、あった、あった。

これがどうしたの?」


『今日その書類がいるのに、

うっかり忘れちゃって・・・

病院まで持ってきてくれないかな?』


「わかった、早めに持っていくから、

待っててね?」

『悪いな、頼むよ』

・・・

私は急いで身支度を済ませると、

病院に向かった。
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