あなたの体温で癒して・・
・・・

出来た食事を二人で囲んで食べる。

「どう?」

「・・美味しい」

「でしょ?!」

私の答えに、

満足そうに笑った奈津美。

・・・

二人でする食事は、

やっぱりいいな・・・

・・・

「よし、よし。

よく食べました」

「ごちそうさまでした」

「…その後はどうなの?」

「…エ?」

「孝明さんとってこと」

「連絡も取ってない」

私の答えにため息をついた。

・・・

「これで終わっていいの?」

「一人で遠くに行っちゃったんだもん。

今更元になんて、戻れない」

そう言った私の目には、

たくさんの涙がたまっていた。

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