あなたの体温で癒して・・
・・・

診療所の前に、

孝明の姿が見えた。

「孝明先生!」

南ちゃんが、孝明を呼んだ。


「あ、お迎えご苦労様」

孝明の、眩しいくらいの笑顔。

・・・

私も自然と笑顔になった。

「久しぶり」

「元気そうだね、孝明」

「うん、島のみんなに、

元気貰ってるからな?」

「そうなんだ」


「後は・・・」

・・・

南ちゃんがいるにもかかわらず、

私を抱き寄せた孝明。

「ちょ、ちょっと!

南ちゃんが見てる・・・」

真っ赤な顔してそう言うと、


「南、手で、顔隠してるから」

なんて言ってくれちゃって・・・

孝明はクスクス笑いながら、

「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」

・・・チュッ?!
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