あなたの体温で癒して・・

美晴side

コンコン・・・

ドアをノックする音・・・


「・・・どうぞ」


私の言葉で、

ドアが開いた。


「調子はどう?」

「奈津美!だいぶいいよ。

今回は、迷惑かけてゴメンね?」


そう言って謝ると、

奈津美は、

私の肩をポンと叩いて、

笑った。


「美晴の迷惑は、いつものことでしょ?

それよりさ・・・」


その後の言葉が、

なかなか出ない奈津美。

・・・

とても明るくて、

いつもなんでもハキハキ喋る奈津美が、

黙ってしまうなんて珍しい。


「どうしたの?

急に黙っちゃって・・・

友達でしょ?何でも話して」
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