あなたの体温で癒して・・
そう思っていたのに・・・

・・・

夕方、

孝明先生は、

何も聞いていないかのように、

いつものように私に話しかけ、

接してくれた・・・

・・・

でも、

それが逆に、

凄くショックだった・・・

・・・

その日の晩。

なかなか寝付くことが出来ず、

べッドの中で、

何度も寝返りをしていた。

・・・

午前0時。

看護師さんの巡回の後、

またドアが開く音がした。

・・・

看護師さんが、

忘れ物でもしたのかな。

そう思った。
< 32 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop