あなたの体温で癒して・・
・・・

全身が震えた。

・・・

亮が近寄る度に、

私の体も後退する・・・

・・・

会いたくなんかなかった。

・・・

私は亮から逃げ出した。

・・・

同じ空気も吸っていたくなかった。

・・・

どんなに走って逃げても、

亮が追いかけてくる・・・

・・・

私は逃げながら、

無我夢中で、

携帯をかけていた。

・・・

「もしもし?」



「助けて」


「・・・え?」

「お願い助けて!!」

それだけ言ったところで、

亮に掴まってしまった・・・
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