あなたの体温で癒して・・
「オレの女に、

何してくれてんだ?」

・・・

いつもと全く違う、

孝明先生の声。

・・・

亮は、その殺気に、

青い顔をして、

走って行ってしまった・・・

・・・

私は、

体の力が一気に抜けて、

その場に座り込んでしまった。

・・・

孝明先生は、

慌てて私を抱きしめた。


「何かされなかったか?」


「・・・」


「美晴、答えてくれ・・・

心配で、どうにかなりそうだ」


「…大丈夫」

私の言葉を聞いて、

孝明先生は、

ため息をついた。
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