あなたの体温で癒して・・
・・・

美晴の傷口は、

意外と深く、

7針も縫った。

・・・

頭は、何ともなく、

気を失ったのは、

ただの脳振とうだった。

・・・

気が付くまで、

ベッドで休ませることになった。

・・・

仕事は済ませていたので、

オレは、

美晴の傍にいた。

・・・

怪我してない手を、

優しく握りしめる・・・

・・・

しばらくして、

美晴が目を覚ました。


「美晴」

「…孝明」

なぜ自分がここにいるのか、

分かっていないようだ。
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