あなたの体温で癒して・・
「オレに心配ばかり

かけさせないでくれ」

オレは、

美晴を優しく抱きしめた。


「・・・ホント。

孝明には、心配ばかり、

かけてる・・・」


そう言った美晴は、

オレの肩におでこを当てて

うな垂れた。


「きき手がそれじゃ、

何かと不便だろ?」


「・・・うん」


「ケガが完治するまで、

オレの家にいろ」


「え?!」

オレの提案に、

かなり驚いている・・・


「彼氏の家なんだから、

甘えなさい」

「でも・・・」

「じゃあ・・・

医者として命令、オレの家に、

入院しなさい」
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