たったひとつの、ちいさな愛。



「白のセーターを着た背の高い奴です」

神崎先輩からメールが届く。

年下のわたしにも常に敬語を使う、

なんというかやっぱり不思議なひと。


「敬語じゃなくていいですよ!」

わたしは他意なくそう返した。

仲良くなりたい…そんな気がした。



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