たったひとつの、ちいさな愛。




そんなふうに裏切り続け

裏切られ続けるわたしを

いつも見守っていてくれた、

そんな優しい人が、ひとり。



このものがたりの初めに出てきた

元カレの、親友。


雪野 初春。

ゆきの はつはる。


その元カレがわたしと別れた、

ということだけでそいつを責め

絶縁までされてしまった、

可哀相なひと。


いつまでも兄として扱い続けて、

想い寄せられてることに気付いても

あえて気付いてないフリ。


やっぱりわたしは、最低だった。



< 7 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop