”キレイ”な愛
涼は奥歯を噛み締めた。

内臓がひっくりかえりそうだった。

時間が経てばいい。

違う女を愛せばいいはずだ。

そうすれば忘れられるというではないか。

涼はいつの間にか握り締めていた拳を開いた。
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