”キレイ”な愛
混乱していた記憶は10日ほどで戻った。
でも二人の間を流れる空気は変わらなかった。
涼の心情があきらかに引いているのに、どうすればいいのかわからなかった。
こういう場所に来れば、と思ったのだけど。
「ちょっと飲んでくる」
「未成年だろ」
綺樹は片眉を軽く上げて、いつも涼に言われる言葉を返した。
涼はくつくつと笑った。
「すぐ帰ってくる」
「無理だな」
「1時間ぐらいだ」
それ以上空けると、綺樹が部屋を出て何をしでかすか不安だ。
でも二人の間を流れる空気は変わらなかった。
涼の心情があきらかに引いているのに、どうすればいいのかわからなかった。
こういう場所に来れば、と思ったのだけど。
「ちょっと飲んでくる」
「未成年だろ」
綺樹は片眉を軽く上げて、いつも涼に言われる言葉を返した。
涼はくつくつと笑った。
「すぐ帰ってくる」
「無理だな」
「1時間ぐらいだ」
それ以上空けると、綺樹が部屋を出て何をしでかすか不安だ。