”キレイ”な愛
L字にガラスがはまっていて、豊かな木々の緑が広がっている。

フローリングはヘリンボーン模様で、幾度も磨かれワックスがかけられたのだろう。

いい味わいになっていた。

それに合わせる様に、濃茶の年代を感じさせる家具が配置されている。

綺樹らしいといえば、綺樹らしい家だった。

リビングの奥にまだドアがあった。

開けてみると、そこが目当ての寝室だった。


「贅沢だな」


3人は優に寝られそうなベッドに横たわらせる。
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