”キレイ”な愛
涼は言葉通り、最初は送るだけの積もりだった。

息を吐く。

だけど今夜、綺樹に近づく難しさを思い知った。

このまま帰ったら綺樹との縁は続くのだろうか。

涼は綺樹の寝姿を見下ろす。

ゆっくりとタキシードの上着のボタンを外しはじめる。

そして床に落とした。
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