”キレイ”な愛
「できた?」


結局、涼が片栗粉をまぶした秋刀魚をフライパンで焼いていると、バスローブ姿で戻ってきた。


「もう焼ける。
 早く服を着て来いよ」

「そそる?」


ふわっとボディソープの香りがして、後ろから綺樹の腕が回った。


「焦げる」


涼は火をとめると魚を皿にあげた。
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