腐りかけに
俺には両親はいなかった記憶がない、物心ついたときは施設にいた。
施設ではあまり思い出はない、馴染めなかった。ただ漠然と日々だけを過ごしていた。
この頃から腐り始めていたと思う。
施設を出たあとは、いつの間にか刑務所を出入りする人生になっていた。
左脇腹を押さえるのをやめ左手を目線まで上げた。左手は血がベットリとついていた。
このまま死ぬんだろうな
俺は考えた。死ぬことは考えたことはない。今までの中でいつ死んでもおかしくないことが、いくつもあった。
しかし今まで生きていた。
俺は可笑しくなり煙草を右手で持ち苦笑した。
走る音が聞こえた。複数だった。俺を追うやつ等がきた。
ここで見つかるのは、時間の問題か?
俺は再び煙草を加え拳銃を持った。
施設ではあまり思い出はない、馴染めなかった。ただ漠然と日々だけを過ごしていた。
この頃から腐り始めていたと思う。
施設を出たあとは、いつの間にか刑務所を出入りする人生になっていた。
左脇腹を押さえるのをやめ左手を目線まで上げた。左手は血がベットリとついていた。
このまま死ぬんだろうな
俺は考えた。死ぬことは考えたことはない。今までの中でいつ死んでもおかしくないことが、いくつもあった。
しかし今まで生きていた。
俺は可笑しくなり煙草を右手で持ち苦笑した。
走る音が聞こえた。複数だった。俺を追うやつ等がきた。
ここで見つかるのは、時間の問題か?
俺は再び煙草を加え拳銃を持った。