恋祭 〜キミと見上げた空〜

それから

―ぎゅるるるぅ―

そんなお腹の音がなるまで
黙々と課題をこなした

{お腹減った・・・}

口を動かす

声は出ないが
いつか出てほしい

そんな思いで
口だけは動かすようにした

お母さん・・・
会社かな?

今日はお仕事で遅いからって言ってたもんね

台所に行って
目玉焼きを焼く
そしてパンを焼いて
サラダを作る

よし・・・
これでいいかな?

{いただきます}

そう言って食べ始める

そういえば補聴器をつけるの忘れてた

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