恋祭 〜キミと見上げた空〜
一つ・・・
何を聞かれるのだろう
そう思いながら
コクンと頷いた
[あなたは、時間をやり直せるのなら、やり直したいかしら?]
やり直せるのなら・・・
やり直したい
{やり直したい・・・祐一に好きと告げられたときに戻りたい・・・}
[そう・・・わかったわ。その願い。叶えます]
桜姫様は
そう言った
そのとたん
頭の中にあった
昔の思い出がたくさんよみがえってくる
祐一とお弁当を食べたこと
祐一と川に落ちてびしょ濡れになったこと
祐一と一緒にバカみたいな話をしたこと
よみがえってくるのは
祐一との思い出ばかり
祐一・・・
今から会いに行くよ・・・
時空を越えて