恋祭 〜キミと見上げた空〜
恋祭 <時空を越えて>
「舞――」
だれか呼んでる?
「―舞―」
だれ?
私を呼ぶのはだれ?
「舞起きろー!!」
ビクッ―――
そんな感じに起こされる
「やっと起きたか」
{祐一・・・}
目の前には祐一がいた
「お前、何こんなところで寝てんだよ」
なんて笑いながら言う
私は
その笑顔を見て
涙が溢れた
{祐一・・・祐一祐一祐一祐一}
祐一の名前を
心の中で呼びながら
「どうした?舞」
{ううん。なんでもない。起こしてくれてありがとう}
「どういたしまして。なら早く出店を見ようぜ。」
{うん}
私はニッコリと笑って
幸せを噛み締めた
ありがとう
桜姫様・・・―――