恋祭 〜キミと見上げた空〜
「大丈夫だって」

私の手が震えてることに気がついたのか
祐一は私の手を握って笑って話した

{そ、そうだよね}

「そーそー。安心しとけよ」

そう言った瞬間

狸が出てきた

「だろ?」

{うん}

ニッコリと笑って頷く

{さー、食べよ食べよ}

そうして
また、食べ始めた

それから食べ終わって

「舞。」

{は・・・はい}

手話で受け答える

もしかして・・・告白かも・・・

そんな期待を持って

「俺・・・好きだ・・・舞のことが・・・好きだ」

・・・え?

ヤバい・・・嬉しい・・・

2回目の告白

あのときも聞いたけど

{本当・・・?}

また聞いてしまった

「こんなこと。うそなんかじゃ言わない」

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