恋祭 〜キミと見上げた空〜

この日は
学校があった

私は
祐一が来るのを待っていた

今日こそ
"好き"って伝えよう
そう思って

でも
いつまでたっても来ない

そしてとうとう
あさのSHRが始まった

その時

「先生!」

私のクラスの担任に教頭先生が
ひどく慌てた様子で話していた

その話を聞いている・・・いや、聞こえているみんなは、呆然としていた

後ろにいる
友達・・・美咲に紙に書いて聞いてみる

{ねえ、何があったの?}

「祐一が・・・祐一・・・事故にあって・・・今・・・意識不明の・・・重体だっ・・・て・・・」

私は美咲の唇の動きを読んだ

そこからは
とんでもない言葉が発せられた

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