小さなチョコの大きな恋物語
はじめは学校からすぐ近くの倉庫だった。
俺は勢いよく倉庫の扉を開いた。
………いない。
『次!!』
次の場所は学校の裏側にある小さな小屋。
中から声がする。
勢いよく小屋に入る。
『キャーーーーーーー』
小屋の中から大きな悲鳴。
その後に男の声が聞こえる。
「す…すいません!!」
『どした?』
走る陸に追いつかなかった涼はびっくりした様子で俺を見た。
「ラブラブ中でした。」
『……次いこう。』