小さなチョコの大きな恋物語

『美紀もこっちだから。じゃ~ね柚子ちん、陸くん♪』


あのギャル子も手を振りながら涼と同じ方向に歩いていく。


まじかよ!!
ていうか涼の家そっちじゃねえじゃん!!

絶対…2人で帰らせようとしてる…

ちらっと柚子を見てみると、なんかニコニコしていた。
まあ…いっか!!


「じゃあ俺らも帰る?」


『うん!!』


柚子はにっこり笑って一緒に歩きだした。


『陸ちゃん~なんかありがとね。』


「え…いいよいいよ。ていうか俺の早とちりだし…」


なんか今日の俺めっちゃ恥ずかしいし…

勘違いして乗り込んでいったらめっちゃ仲良くなってるし…
口が滑って心配したとか言ってしまうし…←


『なんか嬉しかったよ!』


「え…////」


やばい!!嬉しいけど照れる!!
どうしよ!!何話すんだよ、俺!!

< 107 / 167 >

この作品をシェア

pagetop