小さなチョコの大きな恋物語
傷
休みに入ってからもだらだらと過ごし、いつの間にか長い夏休みも折り返し地点に。
「あ゙~づぃ~」
俺は今日涼の家に遊びに来ていた。
『人の家で暑い暑い言うな!俺も暑くなるだろうが』
涼はエアコンを思い切りつけ、扇風機を『強』にした。
「涼宿題終わったわけ~?」
『あったりまえ』
「うそ!?」
『嘘』
涼はテレビを見ながら適当に俺と会話する。
RRRRR~♪
涼の携帯が振動する。
『またアイツだよ…』