小さなチョコの大きな恋物語

涼は嫌そうに電話に出る。


『…んだよ……だから俺はもう無理だから………嫌だ…うるさいなー…別の男にしろよ…俺そんなに暇じゃねえから………あぁ~もう切るよ。』


「涼くんも大変でちゅね~」


俺は涼の家にある雑誌見ながらにやっとした。


『は~。』


いつもなら言い返してくる涼でも、もう言い返す元気もなくなったらしい。


涼は些細なことで喧嘩し、その3日後に別れた。
その後元カノから電話がしょっちゅうかかってくるらしい。


「その元カノもすげぇよな~」


『何でだよ』


「お前にそんなに冷たくされても電話かけてくるんだし」


『うぜぇだけだよ』


涼は冷たく言い放ってベットにねっころがった。


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