小さなチョコの大きな恋物語

「じゃあ涼も来るよな?」


『俺は絶対行く。』


「え、何で?」


『…まぁいいじゃん。とりあえず電話かけろよ。』


俺はメールを送り、普段つるんでいるヤツらを誘ってOKをもらった。

あとは柚子だ…。


「でも断られたら終わりだよな~先客いたりとか」


『向こうは確実にOKすると思うよ。』


「何でだよ。」


『お前がいるからな。』


「は?」


涼は近くにあったブラックガムを噛んで気分を和らげた。


『愛海さんはお前のこと好きだろ?だから、向こうは一緒に行きたいって思ってるはずだし。柚子さんもその辺は気きかせると思うから』


「ふう~んって待てよ!!それ困るよ。」


『何でだよ。』


「俺柚子のこと好きだし…」


『しょうがないし。引いてもらうしかないだろ』


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