小さなチョコの大きな恋物語

『あ、柚子?俺だけど~』


なんか柚子って呼ばれるの…
慣れないなあ。


「うん、どしたの?」


『夏祭りにな~俺らワイワイするんだけど柚子たちも来ない?』


「え?」


『いやっあの~無理にじゃないんだけどっっ!!』


慌ててる…
可愛いなあ♪

電話の向こうで貸せ!!という声が聞こえる。


『あ、もしもし。柚子さんですか?涼ですけど。』


「あぁ、涼くん。」


『俺らで花火しようって言ってるんですけど。柚子さんたちも来ませんか?


陸ちゃんたちと花火ねぇ…
ていうか一年団体とって…なんか…


「あたし一人じゃ決められないからまた折り返し電話するよ。」


『分かりました。じゃあそういうことで。』


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