小さなチョコの大きな恋物語
『何て?』
電話を切ったあたしに美月が興味津々に聞いてくる。
「なんか、陸ちゃんたちが花火するんだって。だから来ない?って」
『もしかして、涼くんいる?』
「あぁ、いると思うけど…」
『じゃああたし行く!!』
美月が手をあげて言った。
『何でなんで?涼くんとど~ゆ関係なの?』
『え…』
美月の顔が赤くなる。
「おおっと♪美月に恋の予感!!」
あたしは美月の隣に座ると、肩に手を回した。
「詳しく聞かせてもらいましょうか」
『はい…///』