小さなチョコの大きな恋物語
『まじでまじで!?すっご~い!!』
芽衣がうらやましそうに言った。
『えへへ。』
「タバコもやめてくれたんだぁ。いい人じゃん!!って高一でタバコって…」
『陸くんも吸ってたっていってたよ。』
愛海がぶすっとつぶやいた。
「あ…そうだったんだ…」
なんか愛海怒ってない?
芽衣も心配そうにあたしを見た。
『まぁ、っていうことでさ。行かない?花火。』
重くなった雰囲気を変えようと美月が話しを戻した。
「あ…うん、いいね。愛海も陸ちゃんと会えるし。」
『……うん。』
『じゃ…行くってことで!!』
「電話しとくね。」
あたしは携帯を取り出して陸ちゃんの番号を取り出す。
『待って!!』