小さなチョコの大きな恋物語

『まじでまじで!?すっご~い!!』


芽衣がうらやましそうに言った。


『えへへ。』


「タバコもやめてくれたんだぁ。いい人じゃん!!って高一でタバコって…」


『陸くんも吸ってたっていってたよ。』


愛海がぶすっとつぶやいた。


「あ…そうだったんだ…」


なんか愛海怒ってない?

芽衣も心配そうにあたしを見た。


『まぁ、っていうことでさ。行かない?花火。』


重くなった雰囲気を変えようと美月が話しを戻した。


「あ…うん、いいね。愛海も陸ちゃんと会えるし。」


『……うん。』


『じゃ…行くってことで!!』


「電話しとくね。」


あたしは携帯を取り出して陸ちゃんの番号を取り出す。


『待って!!』


< 120 / 167 >

この作品をシェア

pagetop