小さなチョコの大きな恋物語
「今日陸ちゃんたちが一緒にご飯食べない?って。涼くんもいるから。だってさ♪」
美月の目がキラッと輝く。
『勿論いく。』
「芽衣もいい?」
『ちょっとかして♪』
芽衣はあたしから携帯を取り上げる。
『もしもし?あ、芽衣だけど…あのね……うんうん。あ、本当に!?じゃあ行くいく!!』
上機嫌であたしに携帯を渡すとにやっと笑った。
『芽衣も行く。』
「愛海は…?」
愛海はすごい形相であたしをにらんだあと、芽衣と美月ににっこり笑いかけた。
『私は慎くんと食べるから♪3人で行ってきて。』
『あ~そ。男いるもんね。』
芽衣は軽くいやみをこめて言った。