小さなチョコの大きな恋物語

『柚子はさぁ。なんとも思わないわけ!?』


「へ!?」


いきなり話を振られたあたしは戸惑った。


『なんか柚子への配慮とかぜんぜんないじゃん。見てるこっちがつらいよ。大丈夫?』


「えっと…うん、大丈夫だよ…。」


『本当に!?』


「ん~…うん。」


辛くないっていうのは少し嘘だった。
でも、ぜんぜん大丈夫。

隣でいつも支えてくれる人がいるから…。

どんなに重いものが乗っかってきても、一緒に支えてくれる。


『ならいいんだけどさぁ~?』


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