小さなチョコの大きな恋物語

『洸汰~♪』


芽衣は背が高くていかにもスポーツマンみたいな男の子のところへ走っていく。

美月もお目当ての涼くんの隣に。


残ったあたしと陸ちゃんと優くんもお弁当を広げ、みんなで輪になって食べた。


『これ美月が作ったん!?』


『そうそう♪涼食べてよ!!』


『まじで!?ありがと~♪』


涼は美月の弁当を食べる。


「なんか…ラブラブすぎない!?」


あたしは陸ちゃんに軽く耳打ち。


『なんか…もう付き合えばいいのにな。』


陸ちゃんもコソコソっとあたしにつぶやく。


「ねね~美月と涼くんってどうなの?」


あたしはにやっとしながら聞く。


『『えっ!?』』


二人が同時に焦って顔を見合わせる。


『え~っと…』


『もう付き合っちゃいなよ』


芽衣もあたしに加勢する。

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