小さなチョコの大きな恋物語
『楽しかったね♪また食べたいなあ…』
芽衣も美月も満足そうに教室へ。
一気に教室中の目線が3人に向けられる。
…え?
芽衣と美月は別に気にせず自分の席に帰っていく。
慎も…
軽蔑したような目であたしを見る。
何で?
なんなのこれ…
『ねえ、なんかクラスの雰囲気違うくない?』
『確かに思った。』
「どうしたんだろ?」
あたしたちは席についてクラスを観察する。
『あ、愛海』
愛海が遠くのほうで別の女の子たちとチラチラこちらをみながら話をしている。
『何あれ!超かんじわるい』
美月と芽衣はイライラしながら次の授業の用意をする。