小さなチョコの大きな恋物語
『はぁ?』
『愛海ちゃんグループから追い出したくせに何言ってんの?』
『なに?あたしらが何したって?』
すでに芽衣と美月は喧嘩腰。
『だ…だから、あんたらが愛海ちゃんを追い出したんでしょ。』
強気だった女の子の声が少し小さくなる。
『も…もういいよ?』
愛海が小さな声で女の子をとめる。
『愛海。どーゆうこと?』
『えっ…』
美月が愛海に近寄っていく。
『やめろよ。』
慎が美月の腕をつかんで、睨んだ。