小さなチョコの大きな恋物語
『ささ~みんな席つけよ~』
前一組の担任だった先生がのすのす入ってきた。
『今日は始業式の後に入学式だからな!!しっかり先輩ってところを見せろよ~じゃあ整列しろ』
クラスが多いため見慣れない人もクラスにはたくさんいた。
なんとか前に座っていた子とは話すことが出来た。
「名前なんていうの?」
『愛海ってゆうの。よろしくね』
愛海はおっとりとしていて癒し系の女の子。
「愛海ちゃんかあ~可愛い名前だね」
『そんなことないよ。橘さんは?』
「あたし柚子!ゆずって呼んでね。」
『うん。あたしはあみでいいよ』