小さなチョコの大きな恋物語
5時間目の間ずっと一緒に話したあと、陸ちゃんはあたしを校門まで送ってくれた。
『じゃ~な!!また電話とかメールとかするからさ♪元気出せよ!』
「ていうかもう元気出た!!本当にありがと!!」
陸ちゃんは照れくさそうに笑って学校に帰っていった。
帰りながら携帯をチェックすると、メールが山のように届いている。
恐々開いてみると、芽衣からのメールと美月からのメールがほとんどだ。
『柚子、大丈夫?』
『今どこ?大丈夫?』
本当にいい人だなあ、あの二人は…
メールを見ていくと、芽衣と美月ではない人からも。