小さなチョコの大きな恋物語
大きな枝チョコ
最近朝はビックリするほど涼しくなり、爽やかな風がカーテンを揺らす。
『陸ー…陸…』
誰かが俺を呼んでる…
俺は暗闇の中で重たい眼をあけた。
目の前には…
母さんのひどく怒った顔。
『いつまで寝てるの!!今何時だと思ってるの!?』
「へ!?」
俺は6時にセットしておいたはずの時計を見た。
「8時15分!?!?!?」
『学校行かない気なの!?』
学校開始まで残り15分。
あぁ、今日はだめだ…。
完全に諦めたその時。