小さなチョコの大きな恋物語
「あれ?柚子縮んだんじゃねぇ?」
柚子はえ?と言いながら自分の身長と俺の身長を比べる。
『違うよ!!陸ちゃんが伸びたんだよ!!』
そう言って柚子は俺の頭を背伸びして撫でた。
『うそ!!身長抜かれた!?』
「えっまじで!?」
確かに…
俺のほうが数センチ高くなっている。
「やったー!」
『うそ~!!ショック…』
残念そうな柚子とは反対に露骨に喜ぶ俺。
『っていうか…もう遅刻だね…』
「そうだな~…」
急に現実に引き戻された。
今から学校…
めんどくせー!!