小さなチョコの大きな恋物語

普段料理は好きだったから
必要なときは自分で作って食べた。


「陸ちゃん好きだからグラタンかなあ。ちょうどあるし…」


あたしは冷蔵庫から必要なものを取り出し、料理を始めた。


ピーンポーン


12時5分前にチャイムが鳴った。
玄関にバタバタ走って行き、玄関を開ける。


「あ、陸ちゃんいらっしゃい。」


『めっちゃ美味しそうなにおいする~!!グラタン?』


「そうそう、グラタン♪」


『やった!!』


陸は靴を脱ぎ捨て、居間に走りこんだ。

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